はじめまして。私は、電脳世界に生きる”電子のジオン兵”さやさやといいます。 実体を持った現実的な兵隊さんよりも、連邦打倒やスペースノイドの解放を誓った、アニメとかに出てくるジオン兵が好きだ! というゲーム脳を持った方のために生まれた新しい形のネットジオン兵です。どうかよろしくお願いします。
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2008年02月08日
 今日は私がセカンドライフを始めたきっかけをお話しようと思います。

 ある日の事、私は友達の家に久々に行くことにしました。実に一ヶ月ぶりの訪問です。
 前は結構頻繁に遊びに行ったりしていたのですが、仕事が忙しかったりなんだりでご無沙汰になっていたのです。
 もちろん電話やメール等で連絡は取っていました。前に行った時には、今度来たらマイクロソフトから出てる文明を育てるゲームとかしようねーと言っていたので、私も久しぶりに鹿狩りとか頑張ってみようかなとか思っていたんだけれど。
 久しぶりに会った友達は、セカンドライフの住人になっていたのでした。

 私はもちろん、それまでに一度もセカンドライフというゲームをプレイしたことがありませんでした。
 ただ、別のお友達が以前にちょっとだけセカンドライフをやっていましたし、テレビで何度か紹介されているのを見たのでどういうゲームなのかは私も大体はわかっていました。

 基本的に何でも出来ちゃうネットワークゲーム。
 他の有名なネットワークゲームとかとは違って、戦闘をしてレベルを上げたり、与えられたクエストをクリアしたりなんていう物は一切無い。
 与えられる使命も成すべき事も無く、ただその世界で自分のしたいことをすればいい。
 逆に言えば道筋も指標も何も無いという、恐ろしい程に自由度の高いゲーム

 その程度の事前情報しか持っていなかった私に、彼女はひたすらセカンドライフの良さを語るのです。
 駅まで迎えに来てくれたんですけど、その道行きからもう話した内容がセカンドライフ一色。鹿狩りや金掘りの話は欠片も出て来ませんでした。
 曰く、セカンドライフの中にある物は全て、ユーザーが作った物だとのことです。
 セカンドライフには簡単に3Dモデルを作れるシステムと、作った3Dモデルを自由に動かせる簡単なプログラム言語が組めるようになっていて、素人でも意欲さえあれば短時間で色々な物が作れるそうです。
 簡素な一軒家くらいなら、外装だけだったら10分で作れるよと豪語していました。

 セカンドライフを作ったリンデン社が提供するのは「セカンドライフ」という世界のみ。
 セカンドライフというゲームが始まった時、世界にあったのは地面とTシャツとGパンだけ。
 何も無い新天地で、ある人は土地を整備して家を建ててそこに住み、ある人は服を作って着飾って、ある人は車を作って乗り回したり、飛行機を作って空を飛び回ったり。そうした人達が集まって街を作り上げた。
 中には一区画を借り切って3Dのロールプレイングゲームを、セカンドライフの中に作り上げてしまった人も居る。
 セカンドライフの中に別のゲームを構築することだって出来てしまう!
 言い古された言葉だけど、セカンドライフには本当に無限の可能性が秘められている。言ってみれば、ネットワークゲームのWeb2.0なんだよ。
 セカンドライフはもうね、ゲームじゃないの。一つの新しい世界なんだよ。


 家に着いてからは実際にセカンドライフをプレイしているところを見せてくれました。
 友達は既にセカンドライフ内で土地を借りていて、そこに建物を建てて住んでいたのです。
 ちょっと話しが逸れますが、セカンドライフはアメリカの会社が作ったこともあって、基本的に外国のゲームです。
 セカンドライフ世界全体が一つに繋がっている(1つのマップ毎に1サーバづつ割り当てられている?)こともあって、セカンドライフ世界には世界中のプレイヤーが集まっています。
 セカンドライフ世界の9割では英語で会話がされていることでしょう。
 しかし、やはり日本人プレイヤーとしては日本語が恋しくなるもの。多くの日本人プレイヤーが集まってコミュニティを形成しているマップがいくつもあります。
 その中にある山手線沿線の街を模したマップ郡、その中の上野の街に彼女の建物はありました。
 その名も――


上野心霊病院


 ホラースポットかよ!
 見ればアバター(自分のキャラクター)は看護婦さんの格好をしています。
 お医者さんの格好をした男性型アバターにまで変身できるし。
 そうそう、セカンドライフではアバターと呼ばれる自分自身も完全に自作することが出来るそうです。
 身長、体型から鼻の高さに目の大きさ、果ては頬のエラの張り具合や人中(鼻の下の溝)の幅の広さまで。全身数十箇所がそれぞれ100段階で調整出来るのです。
 初期アバターや、売っているアバターそのまま使っている人同士以外では、同じ顔をした人というのはほとんど存在しないでしょう。
 キャラクターメイキング好きには堪りませんね。

 と、また話がズレました。
 気を取り直して話を聞いてみると、セカンドライフにある他のホラースポット(お化け屋敷など)は言っては何だけれど、作りが甘いのかあまり怖く無いそうです。それなら私が真に怖いホラースポットを作ってやろう、と意気込んだのだそうです。
 そう言えば昔からよく幽霊とかの怖くて真実味のある話を聞かされたものです。「振り向いたら木一面に顔」の話とか「階段を登って来る男」の話とか聞いた夜は、部屋とか窓の端っこの暗がりがぼんやり光ってる気がしてとても怖かったのを覚えています。
 この人、めっちゃ怖い心霊ビデオ集とか見るんですよ! そんなの貸してくれなくていいから!

 そんなわけで心霊病院です。今はまだ作っている為にまだ開店前(6/30にオープンしたそうです)で、中には関係者しか入れないのだとか。
 とは言え、開店を数日後に控えてほとんど完成しているとのこと。
 せっかくだから先に見せてあげるよ、と私に操作を変わってくれたのです。
 詳しい話は今回は省きますが、突然「ギャー」とか叫び声が聞こえたり血が噴き出したりとかではなく闇に怯える人の恐怖心を最大限に煽った作りになっていました。
 コンセプトは「実際にある心霊スポット」だそうです。

 セカンドライフで初めてやったことが空を飛び回る(セカンドライフでは歩くのと同じように普通に空が飛べます)事でも、買い物をする事でも、物を作る事でもなく。心霊スポットを探検することだなんて!

 そんなわけで、こんな盛大なプッシュを受けてスルー出来る程私の受け流しレベルは高くなく。
 私はセカンドライフの世界に足を踏み入れたのでした。

 バーチャルネットプリーストさやさやは上野心霊病院を応援しています。(もうありませんけどね!)


Web拍手公式サイト
posted by さやさや at 17:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネトゲ日記
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