このまま二週間くらい基本プログラムを続けそうな勢いです。七日間トレーニングならぬ、七週間トレーニング!
終盤にきてのモモ上げと腹筋がキツくてリズム通りに動けないのはともかく。
韓国旅行もついに最終日となりました。
今日はヒェミさんはお仕事があるらしく、一緒に行動出来ません。ガイド無しではタクシーを利用する事も難しいですが、飛行機の時間まで韓国を楽しみ尽くそうと、地下鉄を使って移動する事にしました。
昨日、一昨日とほとんどタクシーを使って移動していた為、地下鉄での移動は困難なものになると思っていたのですけれど……。
驚くべき事実が発覚。
昨日行ったミョンドンやインサドンがほとんど乗り換え無しで2、3駅の場所である事が判明したんです! 交通事情なんかを考えると、地下鉄を使った方が早く移動出来た可能性も。
タクシーじゃないと行き難い場所なんだと思ってたのに! タクシーで楽したかっただけなの!?
るぅりん・レイホウ・もつのインチョン空港組と、さやさや・ヒェミのキンポ空港組に分かれてタクシーに乗ってたのですけれど、キンポ空港組のタクシー代は私が全部出してたのに! ヒドいよヒェミさん! あんまりだよ!
というような会話をしつつ地下鉄に揺られて数駅、インサドンの町へやって来たのは良いのですけれど……お店が全然開いてません。
昨日は夜遅くまで賑わっていたのに、朝は閑散としている。韓国は夜型の生活スタイルなのかもしれません。
何処も開いていないため、仕方なく歩いていると南大門にまで来てしまいました。南大門に着いた頃には10時を半ばまで周ってためでしょう、ちらほらお店が開き出しました。
るぅりんの感性にビビッと来たらしい食堂に入って朝ご飯を食べる事に。
幸いメニューに絵と漢字表記が付いていたため「イゴ ジュセヨ(これください)」というギリギリ最低限な韓国語でなんとかコミュニケーションを取って注文する事に成功。朝ご飯にしてはちょっと多い、というかどう考えても昼ご飯レベルの食事にありつけました。
るぅりんの感性は間違っていなかったらしく、大変美味しい韓国料理でした。
お店を出る時には「マシッソヨー(美味しかったよ)」や「カムサハムニダー(ありがとう)」を言うのですけれど、私、どうしてもこの言葉が覚えられないんですよね。毎回るぅりんとかもつさんに「美味しかったって何だっけ?」と聞いてしまうのです。
こんな最低限の言葉も覚えられないのは、旅行者的にマズい! ということで、何とか覚えられる方法を考える事にしました。
そのまま何も無いところから考えるから難しいのですよ。何かきっかけがあれば……。
マシッソヨーって何かロシア語っぽくないですか? 私にはなんとなくロシアンな感じがするんです!
だからマの付くロシア語で最も馴染み深い「マトリョーシカ」から連想する事を発案!
しかし、マしか合ってないので「マソッシヨー」とか言い間違える事がしばしば……。そこでもつさんが素晴らしいアイデアを出してくれたのです!
「アラレちゃんに出てきたDr.マシリトとかどうよ?」と。
最初の二文字、「マシ」まで出てしまえばその後も続けて簡単に出てきます。そのアイデア貰った!
Dr.マシリトのボワボワヘアーと細い目(イメージには何故か小泉元首相が混じりますが……)を思い浮かべる事で、マシッソヨーという言葉を克服する事が出来たのです。
やった、韓国語を一つ覚えたぞ!
そしてもう一つの「カムサハムニダー」。これはちょっと言い難いですし、非常に覚え難そうなのですけれど……こちらには覚えるための秘密兵器があるんです!
るぅりんが以前からギャグとして言っていた韓国語っぽい言葉、それがこのカムサハムニダーに語感が非常に良く似ているのです。その言葉を思い出せば、自然とこの言葉も出て来るのです。
その言葉とは――
「パンニハムハサムニダー(パンにハム挟むニダー。サンドイッチの事?)」
掘った芋いじるな(What time is it now?)とか水兵リーベのような、日本語で意味の通るように言い換えた系です! いや、パンニハム〜は全然言い換えて無いと思いますけれど、ともかく。
最初の一文字「カ」とか全然出てこないのに、この言葉を思い浮かべると何故か「カムサハムニダー」が自然と思い出せるのです。不思議。
和製韓国語バンザイ!
と、話が逸れてしまいました。
そんなこんなでマシッソヨーと言ってお店を出ると、何やら巨大なケースに入った巨大な塔が私達の視界に入りました。
そう言えば昨日も遠くから目に入った気がしますし、この近くに来ていたのにヒェミさんは何故か案内してくれませんでした。
どうしてだろうねーと言いながら近づいてみると、どうやらその塔は韓国の国宝級の塔らしいのです。これは是非観光せねば!

韓国の国宝、ガラスケース入りの塔
国宝だからガラスケースに入れて保存しているのかな?
塔の前で何やらお坊さんがお経をあげているのを不思議に思いつつふと広場を見回してみると、壁際に何やら物語的な巨大なレリーフがいくつも並んでいます。

謎の物語的レリーフ群
それを見ていたるぅりんが突然思い出して言いました。
「ここって反日デモで有名な所かもしらん!」
言われて見ればレリーフには日本の軍人さん風の人達と韓国の一般人風の人達が争っている様子が描かれています。日本の軍人さんはどう見ても悪役っぽい描かれ方です。
ここはなんと、反日の象徴とも言える三・一デモ発祥の地「タプコル公園」だったのです!
や、ヤバいですよっ、日本人的にカメラでパシャパシャ撮っちゃってましたよ!
レイホウさんとるぅりんなんか三・一デモ話で盛り上がっちゃって笑顔でレリーフ指差したりしてたし!
こっ、怖ー! 早くここから脱出しなければっ!
ゆっくりと一枚一枚レリーフを見ながら歩くレイホウ・るぅりんコンビにヤキモキしつつも、何とか韓国人の団体さんが来る前に公園からの脱出に成功! 後を付けて来る怪しい人もおらず、事無きを得る事が出来ました。はぁ、ビックリした!
そんなことがありつつも、南大門付近のマーケットを練り歩きます。

南大門マーケット
もう、交通法規とか関係無いんだろうなーという感じで道のど真ん中に露店がいっぱい開かれています。
ここでもまた鞄屋さんがい〜っぱいありました。また偽ブランド屋さんかーと思いつつも、日本ではありえない「手を引っ張る」というあんまりな攻勢に負けてお店の中に入ってしまいました。
日本語がわりと出来るらしい店員さんに、偽ブランドはいらないよーと言いながらも店内を見ていると、またあの鞄が!
この鞄気に入りましたかーと出してくれるのですけれど、偽ブランド鞄はやっぱりいけません。
「偽ブランドはいらないですー、税関で焼却処分されちゃうし」と断ったのですけれど、店員さんから意外な言葉が。
「これは偽ブランドじゃないよ。正真正銘韓国製の鞄なんだ」
え、これは偽ブランドじゃなかったの!? 正規品も売ってたんだと驚きましたが、確かに日本では見たこともないデザインです。何処となくダサ……いえ、おっとりとしたデザインですしね。
ブランド名にはbaucisだかfaucisだかと書いてあるのですけれど、ブランド名も聞いたがありません。家に帰ってから検索しても出てこなかったくらいのマイナーブランドのようです。
偽ブランド品でないなら、問題ありません! 三度目の出会いともなれば、これは運命でしょう!
お兄ちゃんへのお土産として買って帰る事にしました。縫製も見た感じはしっかりしてそうですし。
お兄ちゃんこの間スーツファクトリーで買った鞄が「三回使っただけで紐が千切れた! 重いものなんて何も入れてないのに!」と嘆いていましたし、きっと喜んでくれる事でしょう。
南大門付近の散策も終え、ミョンドンに辿り着いた私達はデパートで最後の食事をすることにしました。デパートなだけあって色々な料理があり、中に日本料理のお店もあります。
せっかくだから最後くらい日本料理を食べようかーということで、海鮮丼風の料理を頼んだのですけれど――出てきたのがコレです。

海鮮丼……?
料理サンプルを見たときには黒塗りの器だと思っていたものが、実は高温に熱せられたの石鍋だったのです!
一見すると海鮮丼のようにも見えるのですけれど、これは――どう見ても石焼ビビンバです。本当にありがとうございました。
味も普通にビビンバでしたっ! 全然日本料理じゃないよ!
でもまぁ、今回ビビンバ食べてなかったし、美味しかったし、まぁいいか!
そんな驚きの昼ごはん(二時過ぎでしたけど)を食べ終わった頃、時刻はレイホウ・るぅりん・もつのインチョン空港組の三人が空港へ向かう時間になっていました。
預けていた荷物を取りにホテルへ戻った所で、三人とはお別れです。
そこでレイホウさんとるぅりんから言われたのが「三時間も残ってるんだから一人で韓国観光しる!」「お前には自主性が足りない、一人で頑張れ!」という事でした。
空港で森ミステリーを読み耽るというのは問題外だと言われてしまいました……。
私一人で三時間もどうしろっちゅーねん!
しかし、あそこまで言われてすごすごと引き下がるのは乙女が廃ります。
次回、韓国旅行最終回は「さやさやぶらり、韓国一人旅」をお送りします!
バーチャルネットプリーストさやさやは韓国の本当にオリジナルなブランドを応援しています。
楽しみにしてます〜
韓国産のブランドで〜cis…?
税関対策で名前だけ変えたウリジナル商品かもしれないですねー。
たぶん、そういうお店で売っているブランドなら日本人向けですしw
オリジナルストーリーって言うと、なんか創作物語みたいw
なかなかスリルのある体験でしたよ!
>るぅりん
るぅりんに関わると必ずうちのサイト荒れてたじゃん!
今回荒れなかったのは、すでに荒れる程人が居ないからだと思います。
>ネリアさん
何か特別な事をしたわけじゃないのです。
単に存在しているだけで荒れる可能性がある特異点的存在なのです。
えー、あれも名前変え商品なの?w
でも垢抜けて無い感じだし、どっかのブランドっぽくはないですよー。