昨日を一時間過ぎてしまいました……。ブログだと日付が自動で設定されるので「起きてる間は今日!」とか言って日付を誤魔化したり出来ないのですよね。そろそろ韓国旅行記執筆熱が冷めてきているのでしょうか?
残り一、二回くらい、頑張れ私、ファイト! なのはともかく。
色々な思いに後ろ髪引かれながらも景福宮を後にした私達。お次は韓国の若者の町(日本で言うと渋谷のような所かな?)である明洞(ミョンドン)へとやってきました。

ミョンドンの町並み
見た目的には日本の若者の町とそう変わりありません。露店が凄まじい事を抜かせば、ですけれど。
ブラブラと街中を歩いていると、奇妙な光景を目撃しました。

スーツ軍団の鼓舞会?
真新しいスーツに身を包んだ男女が銀行の前で、前に出た男の人達に合わせて大きな声でリズムを合わせて何か歌う、というか叫んでいます。
ヒェミさんにこれ何をしているのと聞くと「懐かしいなぁ〜」という返事が。
なんでも、韓国では入学や入社をした際にはその新人さん達が学校や会社の前に集まって、こうして皆の士気を鼓舞するオリエンテーションを開くのが伝統のだそうです。
へぇー。やるのはちょっと恥ずかしそうですけれど、元気があって良いですね!
しばらくそのフレッシュさに満ちた光景を眺めた後、私達はお昼ご飯を食べにお店に入りました。
そのお店で出している料理の名は「チムタク」。
そのあまりの雰囲気に圧されて写真を撮るのを失念してしまいました(言い訳)が、チムタクというのは鶏肉と野菜の煮物的な料理です。すごく辛くて口の中が火事状態で唇もヒリヒリするくらいなのですけれど――箸が止まらない! すごく美味しいのです!
辛いのに美味しくて! 箸が、箸がっ! 誰か止めてー!
その辛さの原因である、韓国で最も辛いという唐辛子をレイホウさんとるぅりんが怖いもの見たさで食べてしまったのですけれど……暫く声も出せないくらいに苦しんでいました。この二人、辛いモノにはめっぽう強いのに!
そんな二人がそこまで追い込まれるものが入ってるの!?
私は無理! 絶対無理! その辛さが染み出した料理だけで、十分です!
お昼を食べ終えると再びミョンブラ(ミョンドンをブラブラ歩くの略)を慣行。
日本では考えられないくらい安い眼鏡屋さんを発見し、レイホウさんが試しに伊達眼鏡を買ってみたり、モツさんがガチ眼鏡を買ってみたり。出来るまでも30分というスピード作成なので、それが出来るまでの間韓国のデパートをブラブラすることに。
地下一階はやはり韓国も食品売り場になっていました。
色々な食品を売っていて、お土産にしようと思っていた韓国海苔(軽い塩味の付いた味付け海苔)も大量に売っていました。せっかくなのでここでお土産を買っていく事に。
レイホウさんは以前韓国に来た時にはキムチをお土産にしたこともあるそうですが、今回は私と同じく韓国海苔をお土産にしたみたいです。
キムチは容器によっては爆発する事もある(発酵食品なので膨らむ)そうなので、持ち帰る人はご注意を! 飛行機内で爆発騒ぎとか洒落になりません。
お買い物の後、眼鏡屋さんに寄って眼鏡を受け取ると、一旦ホテルへ荷物を置きに帰ります。
実は先程、お茶を買っている時に突然ヒェミさんに電話が入ったのです。お仕事の話かなーと思ったのですけれど、何やら日本語で話していました。
誰からの電話ー? と聞くと、なんとあのラグフェスの代表である前川さんが今韓国に来ているらしいのです! なんて偶然、サプライズ!
前川さんは以前から何度も韓国に来た事があって、ヒェミさんとも以前から交流があるらしいのです。
せっかくなので、合流して夕ご飯をご一緒する事になりました。
まず入ったのは、ヒェミさんのオススメであるカムジャッタン屋さんです。

チムタクに負けないくらい豪快なカムジャッタン
カムジャッタンというのは骨付きの豚肉が豪快に入った鍋料理です。骨に付いたお肉をこそぎ落として野菜と一緒に食べるという、見た目に違わぬ豪快さ。
写真から分かるようにスープが真っ赤! 辛い! でも美味しい! た、助けてー!
前川さんに「最近ラグフェスとかどうですか?」などという核心的な話題を振ったりと、和気藹々な感じで歓談しながら食事を続け、カムジャッタンを完食。もう食べられない!
しかしまだ宵の口だということで、二次会で近くの居酒屋さんに行く事に。私はお酒飲まないのでオレンジジュースをお願いします!
突き出しとして出されたのがお吸い物なのですけれど、中に入っている貝が普通じゃありません。
ムール貝のお吸い物て!
しかも、中にはきっちりと唐辛子が入っているのです。美味しい! でも辛ーい!
しかも入っていた唐辛子が、先ほどのチムタクにも入っていたという韓国最強唐辛子なのです。前川さん達が「さやさやさん、これ辛いんだって。辛いから注意してね。辛いよ」とか言いながらお椀を勧めて来るのです。
私、ダチョウ倶楽部さんでも出川さんでも無いんで! リアクション芸人さんじゃないんで! ……近いものはありますけれど。
前川さん打ち解けすぎ!
親しい仲にもキムチあり、ですよ! もう!
お腹いっぱいだと言うのに、まだまだ料理を頼む面々。その中に前から食べたかったという珍しい料理を発見したるぅりんが即座に頼みます。

豚足を煮込んだ食べ物・チョッパル
豚の足を煮込んだ料理だそうです。食感はハムのような感じでとても食べ易くて美味しいです。
チョッパルというのがこの料理の名前で、そのまま「豚の足」という意味だとか。同じ意味で「チョッパリ」という言葉もありますけれど、どういう時に使われるのかは言わぬが華でしょう。
そうそう、前川さん達は韓国の同人イベントを見るためとかに何度も韓国に来た事があるそうで、あの屋台で売っていたアメリカンドッグにフライドポテトをまぶした高カロリーな食べ物も食べた事があるそうです。
それを勝手に「アキバドッグ」と命名し、作り方を目コピで覚え、日本でそれを再現して秋葉原で販売しているとの事でした。すごい執着っぷりですね!?
もし秋葉原でそんな食べ物を見つけても、凄くカロリーの高そうな食べ物ですので、食べる時はご注意を!
成人男性でも半分くらい食べたところで飽きるとの事なので、二、三人で一本くらいにしておいた方が良いよ!
そして名残を惜しみつつも前川さん達と別れ、帰ってきた夜の東大門近辺を練り歩きます。
韓国の夜は長いです。土曜日の夜とは言え、午後11時を過ぎてもデパートが開いていますし、12時を過ぎても露店街の賑わいは衰えを見せません。
韓国って夜型なのかなー?
ふらりと入ったデパートには所狭しと服飾品が並べられていました。カタコトの日本語で「ヤスイヨー」「ミルダケ、ミルダケデイイカラー」と手を引かれたりする中で衝撃的なセリフが。
「ニセモノアルヨー。完璧ナ偽者アルヨー!」
完璧な偽者て!
そう言えば、ニュースか特番かで見た事があります。韓国や中国、香港等で出回っているというブランド品の偽商品の話を。よくよく見てみると、無造作に並べられた商品の中にどこかで見たようなブランド品が混じっています!
プラダにグッチ、エルメスにルイヴィトン。ロレックスの時計なんかもショーケースに入れられず、剥き出しのままで並べられています。
これ、全部偽者なのっ!!?
だって、ここ、怪しい露天じゃないのですよ!? 大きなデパートっぽい建物のフロアなのですよ!? それなのに平気で偽ブランド品を売ってるってどういうことー!?
レイホウさんもるぅりんも「グッチェ、ロレッコス!」と楽しそうに見ています。
途中、気になる鞄を見かけたのですけれど、偽ブランド品で税関で焼却処分とかされちゃうのは悲しいので見るだけで我慢しました。
偽者、ダメ! 絶対!
そのままデパートを後にして、今度はスタジアムの周り立っている露天を見て回ることに。

真夜中でも賑わい続ける露店群
異様な活気と熱気、雰囲気に溢れたマーケットを歩いていると、レイホウさんとるぅりんもその熱にあてられたのか大はしゃぎ。
「韓国すげー! 楽しいし美味しいし、なんで日本に韓国ないの?」とか「韓国ジュセヨ(韓国ください)」とか無茶苦茶危険な事を言い出す始末。その発言はレッドカード、レッドカードですよ!
そんな中、やはり偽ブランド品の露天がいっぱいあって、その中にさっき気になった鞄がまたありました。大きな荷物は入らないけど、ちょっと出かける時とかに良さそうな感じの。お兄ちゃんがあれくらいの大きさの鞄が欲しいって言ってましたし、お土産に良さそうなのですけれど……。
しかし、やはり偽ブランド品を買うわけにはいきません。
ストップ! 偽ブランド!
後ろ髪引かれながらも盛り上がり続けるマーケットを立ち去るのでした。
バーチャルネットプリーストさやさやは本物のブランド品を応援しています。
レイホウ→さやさやと来ると詳しく読めて良いですね。
料理も美味しそう…うぅ、本当に行きたくなってきました。楽しそうですねー。
そういえば、スーツ軍団の人はタシ●さんに似てる人がいますね。
骨付きの豚肉で出汁をとってその出汁が染みたジャガイモを
食べる料理なんだって。
韓国語でカムジャってのがジャガイモの意味です。
仕事で5年くらい韓国に通っていますが、カムジャタンはかなり
おいしいですね^^
韓国の定食屋?って基本的に24時間開いてるところが多いですね^^
小学生くらいの子が親と夜中1時とかでも食べにきているのを
見るとびっくりしますが^^
日刊維持は無いね!
だって、一回の日記に3〜5時間くらいかかるんだよ!
他の時間を圧迫しない程度と考えると、週二回くらいが限度じゃないかと思いますです。
>トイレ何処さん
あー、レイホウさんの日記で言ってましたよね。2000年前から存在するという時空を超えた韓国伝統のジャガイモ料理だって。
定食屋さんは場所知らないと探すのに困るので、食べたい時にすぐ見つけられる屋台が朝開いてないのが痛かったです。
でもこれだけ面白くて週二回になったら凄いですね。